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ありがとうをいわせて (ロイ→リオン)


「なぁリオン、俺はお前の『かわりのないもの』になれた?」

一番になりたいなんて贅沢なことは思わなかった。
俺が一番を望むということはリオンの定義を覆すということで。つまり王子が一番だというリオンの存在理由を頭ごなしに否定することになりかねない。
だから、せめて

朦朧としてきた意識の中、まどろみに逆らってロイは考える。
青すぎる空の、降り注ぐ太陽の光が優しく自分を貫いた。眩しさに、ただでさえ血の足りなくなっている身体はたえられそうにない。

(かわりじゃなくて、俺を覚えていてくれるように願わせて。それが叶うならほかに何も望まない、望めないから)


「俺はお前のかわりに死ぬんじゃない。ましてやお前を庇って俺がこうなっているのだと考えるならそれは思い上がり以外の何物でもない」

離れたところにいるであろうシエルに届かないことを知りながら呟く。

(リオン。お前が好きだよ。だから俺は自己満足のために死ぬんだ)


こんな考え方が出来るようになる日がくるなんて、かつて路地で生き繋いでいたあの惨めな生活からは想像も出来なかった。
短い一生でも意味を持って、自分で選べた。お前は俺に生きる意味を教えてくれた。だからさいごに、



ありがとうをいわせて


(幻水5。ロイ→リオン。篭城ルート。タイトルはあなたにおくる20の言葉より。)

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2006.05.04 | | Comments(0) | Trackback(0) | 幻水

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