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いつもあの子は鮮やかに笑っていた (ロイ→リヒャルト)

「嘘」

自分が呟いた言葉をロイは他人事のように聞いた。

目の前には俯いたままのシエルが立っている。
視線を落とせば握り拳が震えていて、何かを堪えているんだと思った。

(信じられない。信じない。嘘だ。)

脳が必死に否定する。
さっきシエルが放った言葉を、耳に届いた言葉をなかったように排除しようとして、何度も失敗している。

「ごめん」

シエルは何に対して謝っているんだ?

謝るくらいならはじめから言わないでくれたら良かった。
適当に誤魔化してくれたらそれだけで、俺は。

頭はパンクしそうなくらい次々と考えが巡って消えていく。
なのにこころはこれ以上ないってくらいに冷えていて。冷静に分析して判断を下す。

「嫌、だ」

精一杯の拒絶を込めて両手を頭にそえてかぶりを振る。

(嘘だ、信じない。だってほら、今にもその角から彼が現れるような、いつものように想い人の話をはじめるような、そんな気がして、)



[幻水5。ロイ→リヒャルト。キルデリクにリヒャ敗北ルート。]

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2006.04.17 | | Comments(0) | Trackback(0) | 幻水

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