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かなしいおとがする (ラハルとラニア)

「どうしたんです?姉さん」
「?」
「表情が強張っていましたし、ずっと空を睨むように見つめていました」
「……そう?」


ラニアは首を傾げて張り詰めた緊張を解きつつ、ゆっくりと息を吐いた。
ラハルは不思議そうな顔で姉であるラニアを見つめる。

「大丈夫。少し考え事していただけ」
「そうですか……なら、良いのですが」
「ラハルは?」

用もないのにラハルがラニアのところに顔を見せにくるのは珍しい。

「あぁ、…いえ、少し気になった事があったんで。…でも姉さんが何も察知していないなら俺の気のせいでしょう…」
「そう」

会話は途切れ、二人は窓越しに空を見上げる。
夕暮れ時の空はいつもとは変わらない。
でも。それでも。

何か、胸騒ぎがした。
大切な幼馴染みが、彼女が泣いているような、助けを求めているような、そんな気が。


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2006.04.14 | | Comments(0) | Trackback(0) | 幻水

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