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優しい温度 (サギリとフヨウ)


多分このひとは、幸せを生み続ける力を持っている。

「シグレちゃんは王子様達といっちゃったし、先生はお仕事。そうなると妙に静かで少しさびしいわねぇ」

こぽこぽと、お茶を注ぐ。

「あぁ、でも先生、今日の夕方には帰ってくるみたいよ?」

ころり、鈴のなるように身を翻す。

「そうそう、新作クッキー焼いてみたの。味見お願いできるかしら」

にっこりと笑う。
その手にはあたたかなバスケット。

「サギリちゃん、どうしたの?」

(寂しいの?)

「帰ってくるまで、少し遊びましょうか」

ちょこまかと動く小柄な体。
ころころと変わる表情。
どこにそんな力の源があるのだろう。

(尽きることない、力。あなたは私がなくしてしまった。欲しくてたまらないものを持っていて、それを惜しみ無く与えてくれる)


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2006.04.08 | | Comments(0) | Trackback(0) | 幻水

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