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生き残る(ルークとナタリア)



弓を構える。
ゆっくりと深呼吸をすると、背後からかすかな含み笑いが聞こえた。

「なんですの?」
「……緊張、してるか?」
「……貴方、馬鹿ですの?」

矢を一本、背負った矢筒から引き抜く。緊張してるのだろうか。
この状況に。
周り三百六十度を敵に取り囲まれている。
しかもその敵は、自分が愛する自国の兵だ。

「緊張より、怖いですわ。やはり」
「まぁ、な」

じりじりと、取り囲んでいる輪が狭まってくる。
反逆者、と自分達を見つめているのが解る。

「死ぬかしら」
「まさか」

後ろでルークが鼻で笑った気配がした。

「死なねぇよ。絶対」
「そう?」
「死ぬなよ。皆、死んじゃいけない。俺達にはやらなきゃならないことがあるんだから」
「…………わかりましたわ」

この場に似つかわしくない笑みが浮かぶ。
多分きっと、背中合わせの婚約者も同じような顔をしているのだろう。




(オープニングのあのシーン。ナタリアとルーク。生き残る。死んでたまるか。)

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2006.02.03 | | Comments(0) | Trackback(0) | TOA

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